鉢形城
Historic spot Hachigata Castle
鉢形城(埼玉県大里郡寄居町)
埼玉県大里郡寄居町大字鉢形にある戦国時代の城跡。築城は関東管領・山内上杉氏の家臣である長尾景春と言われている。その後、小田原の後北条氏時代に北条氏邦によって整備拡張される。城の中心部は、荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に築かれ、天然の要害をなしており、後北条氏の北関東支配の拠点となった。天正18年(1590年)豊臣秀吉による小田原征伐がはじまり、妙印尼輝子も参陣した前田利家・上杉景勝らの北国軍に包囲され、攻防戦を展開。1ヶ月余りにおよぶ籠城戦の後に、北条氏邦は城兵の助命を条件に開城した。遺構の残存状況がきわめて良好なことから「鉢形城跡」として、国の史跡に指定されている。現在は鉢形城公園として整備され、同公園内には鉢形城歴史館も建てられている。
三の曲輪にある復元された虎口(門)
綺麗に整備された鉢形城歴史館入口付近
鉢形城跡は昭和7年に国指定の史跡となる。指定面積は約24万㎡
城跡東側の土塁の跡
歴史館入口では、城主であった北条氏邦公と大福御前が迎えてくれる
二の曲輪付近の空堀の跡
城の中心部を流れる深沢川
各所に石垣の跡もみられる
現在敷地内は公園として整備されている
埼玉県大里郡寄居町鉢形2496